父を入れる事になるかもしれないグループホームって

母は毎日認知症の父の世話でかなり疲労する日々を送っています。
老老介護というやつです。

今日電話で母から
「ケアマネージャーさんから、グループホームを使うことも考えては?と言われた」
という話を聞きました。

グループホーム?
何それ。
今現在父は週に3回デイサービスに通っていますが、それとはまた違うものだろうか。

少し話を聞いてみると、認知症の老人を専門的に世話してくれる施設とのこと。
そこはデイサービスのような日帰りではなくいわゆる老人ホームのように「住む」形をとるようです。
そういう所があるなんて知りませんでした。

今父が通っているデイサービスでも認知症の患者は受け入れてくれます。
そしてとてもよくしてもらってます。
でも、専門ではないですし周りには認知症でない人もたくさんいます。
時には周りから奇異な目で見られることもあるかもしれないし、不快に思われることもあるかもしれない。
それがグループホームではおなじような認知症の人の集まりという事で職員さんもそれに特化されているのでかなりしっかりと対応していただけるという話です。

良いかもしれません。

認知症の家族を世話する苦労は家によっていろいろ違います。
一口に認知症といっても人によって症状は様々ですから。

私が前に認知症を専門に扱っている理学療法施設のセミナーに行った際、そこに来ていた方のいくつかの事例を耳にしましたが父とはまた違った症状でした。
そして、どれも大変だな~という印象をうけたものです。
全く言う事や提案を受け入れないとか、怒りっぽいとか。
父はどちらも当てはまらず気質としては穏やかではあります。
ただ、最近母を困らせているのが排泄失禁です。
トイレに行ってもきちんと用をたすことができない。
周りを汚してしまったりすることは日常茶飯事。
時には廊下や部屋に汚物を落としていることもあるといいます。
日中だけでなく夜寝るときもオムツを使用していますが、それからあふれるほどの尿の量があることも多いらしいです。
(そのあたりのことは 過去記事 に少し書きました)
夜用の大量対応のオムツを使っていてもそれです。
シーツやら上にかけている布団やらタオルケットやら、尿の染みたものをしょちゅう洗濯するのはとても大変なことです。

このような日々を送っている母。
母も決して完全な健康体という訳ではありません。
ケアマネージャーさんもそんな母の日々の疲れの蓄積を感じられたのでしょう。

3つほど家からそれほど遠くないグループホームを紹介してくださったようです。

近々母と一緒に見学に行く予定です。

とはいえ、父がすんなりとそこの生活になじめるのかどうかわかりません。

どうするか、どうなるか、はまだまだ未知ではありますが、
父にとっても母にとっても少しでも良い選択となるようにと思っています。